台北にはさまざまな交通網が発達しています。観光スポットやグルメエリアを効率的に周るには、それらを上手に使いこなすのがカギ!
今日は、台北でよく使われる交通機関とお得な交通チケットについてまとめてみました。
台北の主な交通機関
MRT(捷運)
台北市内とその周辺を走る地下鉄です(一部地上も走っています)。運賃も20TWDからと安く、地元の方も多く利用する台北市民の足。およそ5分間隔くらいで運行しています。
トークン(切符)を買うのも、乗車するのも簡単なので、おそらく台北観光で一番利用することになるのではと思います。券売機は日本語表記に切り替えも可能。また、淡水信義線=赤、板南線=青…のように、路線ごとに色分けがされているので、慣れると路線図や駅の表示も色で判断できて便利です。
旅行中の乗車回数によっては、一日乗車券や24時間チケットの利用もおすすめです。MRTの駅窓口で購入することができます。
また、日本のSuicaなど交通ICカードのように、任意の額(100TWD単位)をチャージして使用する「悠遊カード(Easy Card)」というカードもあります。カード発行代金に100TWDかかりますが(発行代金の支払いは現金のみ)、MRTのほかバスにも利用可能で、都度乗車券を購入しなくて済むので便利です。コンビニでの支払いにも使えるので、細かいお金を出す手間も省けます。
台湾鉄道(火車)
日本のJRのような位置付けの電車です。台北から九份や十份に行くときに使う場合もあるでしょう。台湾リピーターの方なら、郊外へ台鉄での旅も楽しそうです!
台湾新幹線(高鉄)
台北市と高雄市を結ぶ高速鉄道です。車両は日本製なので、日本の新幹線そっくり!
切符は、台湾高鉄のホームページでオンライン予約ができます。また、外国人限定のパスもあるので上手に利用しましょう。
また、高鐵の駅では「高鐵便當」という駅弁が販売されています。安くてボリュームもあるので、売り切れが出るほど人気だそうです。台南や高雄に行く際はぜひ試してみてください。
路線バス(公車)
台北市内のバスはとにかく路線が多く、現地の人でもわかりにくいそうです。停留所で待っていれば必ず停まってくれるわけではなく、バスが来たら手を挙げて停めるなど日本と異なるルールもあります。観光客にはなかなかハードルの高い交通機関です。
タクシー(計程車)
日本に比べて安価なので利用しやすいのがタクシー。台北のタクシー運転手さんは日本語を話せる人も多く、いろいろおしゃべりしてくれます。故宮博物院など駅から遠いところに行く場合や、3~4人での旅行ならどんどん利用して良いと思います。
ただし、メーターが動いているかきちんと確認すること、そして、トラブル防止のため1人では乗らないようにしましょう。付け加えて言えば、運転はかなり荒いです(笑)。
お得で便利な交通カード
台湾で何度もMRTやバスを使うなら、購入を検討したい交通カード。トークンを一回一回購入したり、バスで小銭を出す手間が省けます。それぞれの特色についてまとめてみました。
悠遊卡(Easy Card)
日本のSuicaのように、チャージして使用する交通系ICカード。コンビニやスタバでも利用できるとても便利なカードです。
利用範囲 | 台北MRT・桃園MRT・高雄KRT(LRTも)、猫空ロープウェイ、台湾鉄道、バス |
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コンビニ | 利用可 |
チャージ | 駅の窓口・自動券売機(「加値」の表示があるもの)、悠遊カードのマークがドアについたコンビニ等。自動券売機はお釣りが出ないので注意! |
購入場所 | MRTの駅窓口・自動販売機 桃園国際空港・高雄国際空港・セブンイレブン・ファミリーマートなどコンビニ |
料金 | 100TWD+チャージ額 |
\ 利用できる場所についてはこちら /
各種フリーパス
台北MRT1日乗車券(One-Day Pass)
購入した日の運行終了時間まで台北MRTに乗り放題となります。桃園空港から台北までのMRTには使用できないのでご注意ください。24時間単位のカードもあります(180TWD)。
利用範囲 | 台北MRTのみ(桃園MRT空港線は使用不可) |
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コンビニ | 利用不可 |
購入場所 | MRTの駅窓口 |
料金 | 150TWD |
桃園MRT・台北MRT ジョイントチケット
桃園空港から台北までの往復と、台北MRTのフリー乗車券がセットになったチケットです。
利用範囲 | 桃園MRT空港線の往復・台北MRT全線 |
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コンビニ | 利用不可 |
購入場所 | 桃園国際空港桃園MRTサービスカウンター、桃園MRT台北駅・桃園空港第1ターミナル駅・第2ターミナル駅 |
料金 | 48時間:520TWD / 72時間:600TWD |
Taipei Fun Pass(北北基好玩卡)
特約店での優待が付いたお得な交通カードです。観光スポットの入場券が付いたものなど、全部で4種類あり、空港や台北駅のトラベルセンターで購入できます。
交通周遊カード(交通暢遊)
交通 | 台北MRT・市バス・台湾好行バス4路線乗り放題 |
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観光 | 提携ショップでの割引特典あり |
料金 | 1日券:180TWD(猫空ロープウェーも乗れるものは350TWD)/2日券:310TWD/3日券:440TWD/5日券:700TWD) |
無限周遊カード(無限暢遊)
交通 | 台北MRT乗り放題 |
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観光 | 観光スポット25ヵ所の入場券 |
料金 | 1日券:1,200TWD/2日券:1,600TWD/3日券:1,900TWD |
観光スポット周遊カード(景點暢遊)
交通 | 悠遊カードの機能有(要チャージ) |
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観光 | 観光スポット23ヵ所の入場券 |
料金 | 2日券:650TWD/3日券:850TWD/4日券:1,050TWD |
定番スポットカード(經典景點)
交通 | 悠遊カードの機能有(要チャージ) |
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観光 | 台北101+国立故宮博物院の入場券 |
料金 | 950TWD |
知っておこう!台湾での電車やバスのマナー
飲食は禁止
台湾では、MRTやバスの車内、駅の中では飲食が禁止されており、違反すると罰金が発生します。ガムや飴もNG。台湾は暑いので夏は特に水分補給が欠かせませんが、水分を採る場合は禁止区域以外で行いましょう。日本と大きく異なるマナーなので、注意してください。
私はペットボトルをカバンに入れずに手に持って乗ろうとして注意を受けました。たとえ飲むつもりはなくても、できればバッグの中に入れて持ち歩きましょう。
「博愛座」は優先席!
MRTに乗ると、「博愛座」と書かれた席があります。これは優先席のこと。日本では車内が空いていれば座る人もいますが、台湾では基本、必要な人のために席を空けておくのがマナーのようです。
また、高齢の方に席を譲ることも日本に比べて多い気がします。私は初めての台湾旅行が両親と一緒だったのですが、現地の若い方が何度も席を譲ってくださり、とても助かりました。
以上、台北市の交通機関とお得な交通カード、そして知っておきたいマナーについてご紹介しました。
台北では特にMRTを利用する機会が多いと思いますが、とてもリーズナブルな上、車内もとてもきれいです。マナーをきちんと守り、旅行を満喫してくださいね!
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