福岡・天神より電車で約1時間の場所にある柳川市。名物「川下り」は、季節を問わず柳川を訪れる人に大人気です。「お堀めぐり」「掘割下り」などとも呼ばれます。
元々掘割は、この場所が湿地帯で低い土地であったため、水はけを良くし水害から街を守るために作られたものであると同時に、人々の生活用水の確保のためにも使われていたそうです。その掘割を、約1時間かけてゆっくり舟で進むのが「川下り」です。
今日は、柳川の川下りを催行する4つの会社について、それぞれどのような違いがあるか 比較してみました。
柳川で川下りを楽しもう!運営会社4社を比較
柳川市の観光協会HPによると、川下りを催行している会社は下記の8社です。
水郷柳川観光
柳川観光開発
大東エンタープライズ
城門観光
柳川リバー観光
白秋丸観光
マル江 遊船
伯舟観光
本記事では 、この8社のうち、インターネット予約が可能、または予約不要で乗船できる2社(水郷柳川観光・柳川観光開発)について比較していきます。※いずれも乗合船の情報となります。貸切船につきましては各運営会社のHPをご覧になるか、直接お問い合わせください。
川下りの料金比較
まずは気になるのが料金。簡単に表にまとめてみます。
会社名 | 大人 | こども |
---|---|---|
水郷柳川観光 | 中学生以上:1,800円 | 5歳~小学生:900円 5歳未満:座席を占用する場合500円 |
柳川観光開発 | 12歳以上:1,900円 | 6歳以上~12歳未満:950円 6歳未満:保護者1名で同伴2名まで無料 ※6歳未満3名以上の場合は子供運賃 |
両社ほとんど費用は変わりませんが、1点比較するとすれば、お子様の料金です。どちらも900円~950円ですが、年齢の設定が会社によって異なります。5~6歳のお子様をお連れの場合は、費用面でいうならばこの点にも注目して選択すると良いでしょう。各社HPに割引クーポンを掲載しているところもありますので、この後詳しくご紹介します。
また、例年2月中旬には「水落とし」といって、お堀の水を流し切って清掃や修復作業をする期間があります。この間は川下りもコースや料金が変更されますので、2月に計画をされている方は事前にご確認をお願いいたします。
乗船場の位置
続いて乗船場の場所です。「水郷柳川観光」は柳川駅から徒歩圏内なのでおすすめですが、後述のとおり、「柳川観光開発」は駅から送迎があります。
1.水郷柳川観光 2.柳川観光開発
それぞれの特色・プランの比較
次に、各運営会社の特色とサービスの違いについて、一社ごとにみていきましょう。
乗船場が駅からいちばん近い!水郷柳川観光
乗船場が西鉄柳川駅から徒歩3分と、いちばん近い場所にあるのが「水郷柳川観光」。電車を降りたらすぐに乗船場に向かえます。
コースは1種類のみ、約1時間のコースとなります。シンプルに川下りが楽しみたいという方におすすめです。予約は公式サイトから行ってください(公式サイトからの予約時のみ割引有)。
水郷柳川観光株式会社
- 柳川市三橋町下百町1−6(乗船場)
- 「西鉄柳川駅」→「乗船場」徒歩約3分
- 0944-73-4343
- 受付9:00~15:00 受付後30分以内随時発船
- ※12/30~1/3は受付時間の繰り上げあり
- 【駅~乗船場までの送迎】乗船場は駅から近いので、送迎は下船時のみ(御花前→乗船場)
- http://kawakudari.com/
太宰府や温泉など、川下り以外も…柳川観光開発
私も利用させていただいた柳川観光開発です。乗合船は予約が不要なので気軽に利用できます。公式サイトの10%OFFクーポンが利用できますので、ぜひ現地へお持ちください。
柳川まで西鉄を利用する方は、電車とのセット券を購入すると少しお安くなります。西鉄の往復乗車券と、こちらの柳川観光開発の乗船券がセットになったものです。
たとえば、西鉄福岡(天神)駅を出発すると
西鉄福岡(天神)~西鉄柳川…片道870円×2
川下り料金…1,710円(10%クーポン使用)
と、通常は合計3,450円となります。
それが、西鉄福岡駅⇔太宰府駅⇔柳川駅の往復乗車券と、川下り乗船券がセットになった「太宰府・柳川観光きっぷ」は3,210円(デジタル券)。柳川までは西鉄を利用する方がほとんどかと思いますので、併せて太宰府観光を予定している方、さらに、川下りのみの方でも十分元がとれます! ほかにも、柳川グルメの食事券が付いたきっぷもあるので、詳しくはこちらもご覧ください!
\実際に利用してきました!/
柳川観光開発
- 柳川市三橋町高畑329(乗船場)
- 「西鉄柳川駅」→「乗船場」徒歩約8分
- 0944-72-6177
- 受付9:30~14:30 毎時10分/40分発
- 【駅~乗船場までの送迎】あり
- http://www.yanagawakk.co.jp/
下船したら、こんな楽しみも
柳川の人気観光スポット
柳川には川下りとあわせて楽しめる、次のような人気観光スポットもあります。ぜひ立ち寄ってみましょう。
御花
柳川藩主立花家の別荘だったところです。広大な「松濤園」のほか、明治時代に迎賓館として建てられた「西洋館」、立花家の歴史を学ぶことができる史料館など、見どころがいっぱい。現在は結婚式場や料亭など幅広い用途で利用され、なんと宿泊することもできます!
おすすめ宿泊プラン
-
ツイン(和洋室)|36.27平米|夕朝食付|禁煙
- 予算目安(2名利用)
- 24,570円~ / 人
-
ツイン(和洋室)|36.27平米|夕朝食付|禁煙
- 予算目安(2名利用)
- 32,970円~ / 人
宿泊+航空券・乗車券セットプラン
柳川藩主立花邸 御花
- 柳川市新外町1
- 「西鉄柳川駅」より車で約15分
- 0944-73-2189
- 近隣のコインパーキングまたは市営駐車場
- 10:00~16:00閉館
- 【入園料】大人:1,000円、高校生:500円、小中学生:400円
- サイト別口コミ評価
- (楽天トラベル:4.75|じゃらん:–|Yahoo!トラベル:4.41|一休.com:4.41)
北原白秋生家・記念館
♪このみち~は~いつかきたみ~ち~♪など、数々の童謡で名高い北原白秋。彼はこの柳川が生んだ優れた詩人です。柳川駅前の歌碑など、白秋にちなんだ碑を市内に数か所みることができます。
白秋の生家(復元)と白秋記念館では、遺品や貴重な資料が展示されています。
北原白秋生家・資料館
- 柳川市沖端町55-1
- 「西鉄柳川駅」より車で約10分
- 0944-72-6773
- 9:00~17:00 (入館16:30まで)
- 12月29日~1月3日
- 大人:600円、学生:450円、小人:250円
- http://www.hakushu.or.jp/
今日は、柳川の川下りの会社4社を比較してみました。
運営会社の違いはもちろんですが、実は船頭さんによっても内容が変わってくるのだそうです。というのも、ガイドの内容は一律で決まっているわけではなく、船頭さん個人によるものらしいのです。いずれにしても、楽しいお話や歌で約1時間の船旅はあっという間に過ぎていくでしょう。どんな方に当たるかは、行ってみてのお楽しみです。
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