博多から別府への交通手段、高速バスとJR特急「ソニック」を比較

博多から別府までの公共交通機関は、高速バスかJRの特急「ソニック」を利用する方法があります。今回は両者を詳しく比較してみたいと思います。

どっちがお得？高速バスとJR。
私なら、高速バスよりJRを選びます
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どっちがお得？高速バスとJR。

所要時間と通常価格

時間と価格	高速バス（博多BT→別府北浜）	JR特急ソニック（博多駅→別府駅）
所要時間	およそ2時間30分	2時間前後
運行頻度	60～90分間隔	1時間に1～2本
大人料金（片道）	3,250円	6,470円（乗車券3,740円+特急指定席2,730円）
こども料金（片道）	1,630円	3,230円（乗車券1,870円+特急指定席1,360円）

ざっと見てみると、所要時間と運行頻度では特急、価格面では高速バスに軍配が上がりますね。JRの場合はさらに、繁忙期に200円、最繁忙期に400円加算されます。

さて、ここからが比較の本番。高速バス・JR両方の割引についてみていきます。

高速バスの割引について

4枚回数券（WEBのみ）	10,000円（2,500円/回）
往復割引	5,760円（片道2,880円）
WEB割（片道）	2,950円

博多～別府間の高速バスには回数券があります。4回分あるので、2人で往復分、またはグループで使用するならこれがいちばんお得です。インターネットの予約に利用でき、座席の指定も可能で便利。

ただし、こども用の回数券はありません。通常価格の1,630円となります。

往復割引もあります。大人5,760円、片道あたり2,880円。インターネット予約でも往復購入すると自動的に往復割になります。こちらも、こどもの往復割引はありません。

JR特急ソニックの割引について

きっぷ名	大人	こども
九州ネット早特3（片道）	2,550円	1,270円
九州ネットきっぷ（片道）	3,150円	1,570円
2枚きっぷ	6,600円	3,300円

JRもまた、インターネットでの予約がお得です。

まずは「九州ネット早特3」。乗車券と特急券がセットになったネット限定のきっぷで、JRを利用して博多から別府へ向かうならこの料金がいちばんお得となるでしょう。乗車日の3日前23時までにインターネットで購入、グリーン席も選択可能（グリーン料金が必要）。販売席数は限られていますが、旅行の予定が早く決まっている方におすすめです。

「九州ネットきっぷ」もまた、「九州ネット早特3」同様、乗車券と特急券がセットになったネット限定のきっぷです。こちらは出発6分前まで購入ができます。「九州ネット早特3」に比べ割引率は落ちますが、通常料金と比較するとかなりお得です。

「九州ネット早特3」・「九州ネットきっぷ」いずれも JR九州web会員への登録が必要なので、事前に登録しておくと良いでしょう。

2枚きっぷは、駅窓口等で購入できる2枚つづりの回数券です。インターネットでは購入できません。ネット購入に不慣れな方でも、通常価格に比べずっとお得に利用できる料金となっています。

私なら、高速バスよりJRを選びます

このように、高速バス・JRともさまざまな割引料金が用意されています。単純に料金だけをみると高速バスのWeb回数券が料金が抑えられますが、利用する人数によってお得度が変わってきますので、旅行をする人数で一度計算してみると良いでしょう。

ここからは、私個人の意見ですので、参考程度にお読みください。

私が別府へ旅行をしたときには、実はよく調べもせずに高速バスを使いました。高速バスでも十分満足だったのですが、もしまた博多から別府へ行くことがあれば…次回はJRを選ぶだろうな、と思います。今考えれば前回も、一人旅でしかも片道だったので「九州ネット早特3」がいちばん安かったんですよね。次は、もし二人旅であってもJRにすると思います。

理由は、「別府北浜」のバス停からJR別府駅までの距離！歩いて10分くらいかかります。旅行は荷物がありますし、悪天候の場合、この距離はまあまあ厄介です。

また、別府に行かれる方は、ほとんどが温泉を楽しむためだと思われます。ホテルの位置はどの辺でしょうか？駅から離れた山の方にある場合、送迎バスを出してくれる宿もありますが、その場合はだいたいJR別府駅からの送迎かと思われます。宿泊する場所も考慮に入れつつ、博多から別府まで移動方法を選ぶとより良いとと思います。

また、博多から別府までの道のりは山道です。私は乗りものには強いほうなので大丈夫でしたが、お子様など、車酔いしやすい方は結構辛いのではと思います。