房総の恵みを味わう絶品料理と真心のおもてなし「御宿海楽」に宿泊しました！

青い海に、絶景が望める山、春を彩る美しい花々…都心からの気軽なドライブの旅におすすめなのが、房総半島。マザー牧場や鴨川シーワルドなどお子さまも大好きなレジャー施設もあります。

美味しい食も魅力です。お米や野菜、フルーツなどの農産物に、多彩なＢ級グルメ。そして、房総半島を囲む東京湾と太平洋で獲れる鮮度抜群の魚介類は、多くの旅行客の最大の楽しみといっても良いでしょう。

今回は、そんな魅力あふれる房総半島の南部に位置する御宿町にある、「御宿海楽」をご紹介します。房総の食材を使った絶品料理と、真心のおもてなしが光る素晴らしい宿でした。

※2020年11月の旅行の記録です。現在は、これから記すことと相違する点があるかもしれません。ご旅行の際は事前にご自身でのご確認をお願いいたします。

「御宿海楽」の場所
「御宿海楽」おすすめポイント
房総旅行にも使える！お得なクーポン

「御宿海楽」の場所

JR「御宿駅」から徒歩約５分。駅近なので電車の旅でも問題ありませんが、周辺の観光をするのであれば車のほうが便利です。宿の駐車場は無料ですが、先着順ですのでご注意ください。

「御宿海楽」おすすめポイント

ただの和モダンとは一味違う！「古さ」を最大限引き継いだ温かみのあるリノベ宿
新鮮海の幸満載の絶品料理に舌鼓！
ご主人のお人柄が伝わる、真心のおもてなし

ただの和モダンとは一味違う！「古さ」を最大限引き継いだ温かみのあるリノベ宿

今回宿泊する御宿海楽は1967年に創業。創業より約50年の2018年に大きな改修後、リニューアルオープンされたそうです。

フロント周りの写真を撮っていなかったので、じゃらんさんの写真をお借りしました。荷物置きとして置かれているのは、茶箱。

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こちらが今回宿泊するお部屋。2階の7.5畳の和室です。コロナの影響で、滞在中はスタッフの方はお部屋に入らないということで、布団は自分たちで敷くように隅に置かれています。すぐに敷きやすいようシーツなどはあらかじめセットしてありました。

テレビの裏は壁付けの洗面台。顔が写ってしまうので見切れていますが、棚の上は鏡になっています。シンプルで逆に新鮮ですね。

ソファ横のミニ冷蔵庫の上。洗面台のところもそうですが、間接照明が温かい雰囲気を醸しています。

奥の扉はトイレでした。タンクに「ina」のロゴ…これはかなり昔のものではないでしょうか？

床の間に置かれたアメニティ。消毒用のアルコールとマスクまで！大変ありがたいです。

食事の時間まで、少し宿の中を見て周りました。

こちらはライブラリースペース。以前は倉庫があった場所のようです。海やこの地域に関する書籍、レジャー雑誌、こども向けの本もあります。

カフェコーナーでは、コーヒーやお茶を自由に選ぶことができます。おしぼりが用意されているのも嬉しい心遣いです。私たちもお部屋に持ち帰っていただきました。

食器は一つ一つ個別包装で安心です。消毒用アルコールもあります。

数年前から、住居に限らず、街の中にも和のスタイルを取り入れた建築を多く目にします。観光地も同様で、ホテルや観光案内所、食堂やカフェなど、いわゆる「和モダン」な建物が増えていますね。

私たち日本人にとって、和の素材や色、建具など、日本独自のデザインはやはり親しみのあるもの。現代に好まれるシンプルなスタイルとも相性が良く、再び脚光を浴びるのも必然なのかもしれません。私も、和の要素を取り入れたお洒落で落ち着いた雰囲気が大好きです。ただ、最近は似たような建物が多く、もう少しそれぞれのお店や施設の色を出したら良いのに、と素人が偉そうに思ってしまうことがあります。

御宿海楽もまた、そんなよくある「和モダン」な空間が広がる宿…と思いきや、決してそうではありませんでした。館内はきれいにリノベーションされていますが、「あ、ここは昔のものを修繕して使っているんだな」と思わせる箇所がいくつもあります。

古くなったものをところどころ直したり新しい建材を使ったりすると、逆にみすぼらしく感じてしまうこともあるのですが、ここでは古いものと新しいものが違和感なく、自然に存在していました。うまく言えないのですが、古くなった箇所はその経年変化を生かし、新しく加えた箇所はそれに寄せたものにすることで調和がとれているように感じます。何だかわかりにくくてすみません（笑）

家具も、きちんと手入れされて長く大事に使われてきたものなのかもしれません。こちらはカフェコーナーのソファ。レトロ感のある素敵なソファですね～。フロントで使われていた茶箱は、ここではテーブルに。

以前から通われているお客さんにとっても、昔のものを全てなくしてしまうというのは少し寂しさもあるでしょう。宿に限らずですが、利用者としての立場からも、古いものをうまく残してくれるリノベーションは嬉しいものです。

お風呂は、今回宿泊したお部屋には付いていなかったので、1階にある共用のお風呂を利用しました。スマホで混雑状況も確認できるので、空いている時間を狙ってゆっくり入ることができます。

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洗い場が4つと大きなお風呂ではありませんが、ちょっと熱めのお湯加減が私には丁度良く、最高でした！

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新鮮海の幸満載の絶品料理に舌鼓！

「食」と「宿」をテーマとされている御宿海楽、今回こちらを選んだ第一の理由はほかでもなく、食事！新鮮な魚介類をはじめ、地元食材を使った美味しいお料理、予約のときからずっと楽しみにしてきました。

夕食は、地元のお酒とともに

1階は食事処となっており、そこでの夕食なのかなと思っていたのですが、夕食は別の個室にご用意くださいました。コロナ禍での対策かもしれません。

準備ができました、とのことでお部屋に入ると、小鉢とお刺身がセッティングされていました。順番にご紹介しますが、半年ほど前でちょっと記憶が曖昧な部分もありますのでご了承ください（メモを取っておけばよかったのですが、あまりに美味しそうですっかり忘れていました…）。

あん肝。自家製とおっしゃっていた気がします。

なめろう。房総の宿の料理には欠かせません。

鮑～！

お豆腐。

そして、お刺身は船盛…！！

ではいただきます！！

お刺身は新鮮そのもの、どのお料理も本当に美味しくて、感動しながらいただきました。

こちらはドリンクのメニュー。室内の電話でフロントへ注文する形です。

日本酒は御宿周辺を中心に、房総の酒造で作られたものばかり。

夫は日本酒の飲み比べ。

私はご主人のおすすめ、いすみ市にある木戸泉酒造さんの「アフス」というお酒をいただきました。私は日本酒はあまり得意ではないのですが、これは日本酒と白ワインの中間くらいの感覚で、とても飲みやすい！とても気に入ってしまったので、お正月にも買って飲みました（笑）

これだけでも十分ですが、まだお料理は続きます。焼き物（撮り忘れてしまいました）に、煮物はぶり大根だったかな？

天ぷら。舞茸美味しい♪

一つ一つがお酒によく合うので、飲み過ぎてしまいそうです…。

最後にご飯とデザート。

旅行の楽しみ、幸せな朝ごはん

旅館の朝ごはんは旅行の楽しみの一つ。夕食が本当に美味しかったので、期待が高まりますね！

昨夜と同じお部屋にご用意いただきました。

プラン内容には一汁三菜と書かれていたのですが、それどころではありませんね（笑）。これに鯵の干物が付きます。

目にも幸せな朝ごはん！

夕食でいただいた時にも思ったのですが、ごはんが美味しい！噛むと口の中に甘味が広がります。後日、宿へお礼のメールを送った際にお尋ねしたところ、御宿産のコシヒカリとのことでした。

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ご主人のお人柄が伝わる、真心のおもてなし

お部屋もお料理もどちらも大満足の一泊二日でしたが、それ以上に感激したのがご主人のお人柄。マスクの下でしたが、きっと笑顔も素敵な方なのだろうと思います。ほかのスタッフの方も、干渉しすぎず、しかし丁寧。宿の口コミにもありましたが、距離感が丁度で、気兼ねなくゆっくり寛ぐことができました。

最初にご紹介した「古さを活かしたリノベーション」も、三代目となるご主人の宿への思いがあってこそなのだと思います。建物の素敵な雰囲気と、ご主人をはじめとしたスタッフの方々のお心遣いが交じり合い、宿全体に流れる何とも温かい空気が印象的でした。

そして、宿のみならずこの地域全体のことを考えておられるのを、ご主人のお話の節々に感じました。観光のためにその地を訪れることもあれば、泊まりたい宿やホテルがあるからこそ旅行をすることもあります。良い宿があるから人が集まり、地域を活性化させることもできる。御宿海楽は、それを体現するような素晴らしい宿だなと思いました。近郊の食材やお酒を使い、積極的に紹介されていることもそのような活動の一つでしょう。実際に私も美味しいお酒とお米の存在を知ることができましたし、また御宿に足を運びたいなと思いました。

今日は、房総南部の町・御宿町にある「御宿海楽」をご紹介しました。

素敵なお部屋と絶品のお料理、真心あふれるおもてなし。心からおすすめしたい宿です。

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